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カントリーサイドの風

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ぶらっく13 ストーンヘンジ♪

いよいよやってきました。ストーンヘンジです。
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一度はここに来てみたかった、巨石遺構ストーンヘンジ。ここはウィルトシャーのソールズベリー平原です。
昔はサークルの中に入れたらしいですが今はまわりを柵に囲まれています。観光客はそのまわりを草地を挟んで見学することになります。

ストーンヘンジのヘンジという言葉はノルマン語で英語のハング(hang 吊り上げる)と同じ意味です。巨石を吊り上げたように見える遺跡をこう呼びます。
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紀元前3000年ごろに作られたというこの遺跡、直径30mほどの円の内側に馬蹄形の石が二重に並べられています。面白いことにこの外側の円を形作っている石と、中の鳥居のような石とは種類も産地も違います。
外側の石はサーセン石と呼ばれる砂岩です。ここから40km離れたエイヴベリー近郊から運ばれました。
内側に並んだ鳥居状の石(トリリトン)はブルーストーンで作られています。こちらは385km離れたウエールズ南西部の丘陵からエイボン川を使って運ばれたそうです。

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誰が何のためにこんな大きな石の建造物を建てたんでしょう。トリリトンの高さは8mほどもあるのです。
はじめてこれを見たローマ人たちはこの土地に住む巨人族が作ったと思ったそうです。
太陽崇拝の祭祀場、古代の天文台、ケルト民族のドルイド教徒の礼拝場所、様々な説がありますがいまだはっきりとはわかっていません。ドルイド教徒は石の祭壇の上でいけにえを捧げたとも言われています。

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あら、真ん中の石の上に鳥が…カラスのようです。雨は上がりましたが曇り空。なにやら怪しい雰囲気は確かにあります。
サークルの中は気温が違うとか、磁場が狂うとか言いますね。中に入れないので確かめようがありませんが。

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この石はヒールストーン(かかと石)。夏至の日にサークルの真ん中に立つと、太陽はちょうどこのヒールストーンが指し示す方向から昇っててくるのですって。

ぶらっく13 ストーンヘンジ♪_e0194448_017332.jpg「レイライン」という言葉をご存知ですか?
≪イギリスには霊的な大地の力の宿るスポットが、直線上に繋がっている。見えない道のようになっている。中国の風水でいうと、「竜脈」が走っている。そしてこの竜脈の上に、今見てきた多くの遺跡や聖地が位置しているのだ≫(荒俣宏著“イギリス魔界紀行”)
山の斜面に刻まれたホワイトホースや、地に描かれた巨人の絵などとともにストーンヘンジもこの光の道に位置してるのだそうです。




グーグルマップのストーンヘンジです。→こちら
あなたもストーンヘンジをご自分の目でごらんになってくださいね♪

グーグルマップではこの他にチェコのプラハ、イタリアのポンペイ、オランダのキンデルダイク風車地区などヨーロッパの18ヶ所の世界遺産がッストリートビューで見られます。画面左側の世界遺産アイコンから選べます。

そうそう、ストーンヘンジの入り口の椅子にとまっていた変わった鳥をUpしておきます。正体不明。
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さて、次は最終目的地ロンドンへ向かいま~す(^^♪
# by 6pleiad-subaru | 2010-02-24 22:23

ぶらっく12 バース(Bath)♪

Bath=バス、お風呂の語源になった場所ですね。地図の左上の指差してる手を上へずらすとイギリスのどのへんかわかります♪

まずはロイヤルクレッセントへ。
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「ここが ろいやるくれっせんと だよ~。こうきゅうじゅうたくなの~」
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あんまり長くてファインダーに入りきりません。右半分の…
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左半分。
ジョン・ウッドという人が設計した三日月形の建物です。最高級テラスハウス、114本のイオニア式の柱が美しい。

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広い敷地は緑の芝に覆われ、観光客が憩っています。花壇の花もきれい☆

バースは古代ローマ人が作った巨大な温泉施設の街。バースストーンと呼ばれる特産の石灰石を使用した風格ある街並みが魅力です。
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ぶらっく12 バース(Bath)♪_e0194448_21244664.jpgゴシック式の荘厳なバース寺院
天井装飾が有名だそうです。自由時間に駆け足でのぞいてきた人もいたようです。











ローマ浴場博物館
日本語説明の入ったイヤーガイドを持って見学します。ここは19世紀に発掘された世界遺産の温泉スパ。
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ローマ人が温泉地を建設して以来小さな田舎町だったバースは、17世紀から貴族が集まってて社交界が形成されて賑わい、立派な建物が建てられて一大高級リゾート地となりました。
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いわゆる源泉、今もお湯が湧いています。

バース寺院の前の広場にナショナルトラストのお店がありました。花のカードセットを購入♪
バスで昨日泊まったシスル・チェルトナム ホテルに戻ります。
明日はいよいよ神秘のストーンヘンジ観光です、わくわく♪
# by 6pleiad-subaru | 2010-02-08 21:17 | 見ちゃう

ぶらっく11 カッスルクーム(Castlecombe)

Hiroriさんの一番はバイブリーでしたが、ユメミーさんの一番はここ、カッスルクームです。
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カッスルクームは英国最古の街並みが保存されていると言われる村。バスは入れないので駐車場からのこの坂道をずうっと下って行きます。近くに基地があるとかで確かに戦闘機のジェットエンジン音を聞いたと思ったのですが、坂道は両側から伸びた枝の緑に隠されてソロは見えませんでした。


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ハイブルック川に沿ってハチミツ色の家々が連なっています。
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これは教会。
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西洋アジサイが盛りです。
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村のメインストリートに並ぶ家々にはゼラニウムのハンギングがかかっています。
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ユニコーンの飾りが玄関のドアの上にかかっていました。
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ドアの上にクレマチスが…
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ホームメイドのケーキを玄関に並べて売っている家もありました。
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ここ、カッスルクームはかつて羊毛で栄えた村です。日を決めて市が開かれていたらしくここは村の中心三叉路の真ん中にあるマーケットプレイスの跡です。手前に手押しポンプの井戸が見えていますね。
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雰囲気のある可愛らしい村でした。

バスはこれからバースに洒落じゃありませんよ。ローマ時代から続く温泉の町です。お風呂を意味するバスの語源となった町です)向かいます。
# by 6pleiad-subaru | 2009-11-06 22:30 | 見ちゃう

ぶらっく10 マナーハウスでのアフタヌーンティー

マナーハウスのお庭に咲いていたバラです。
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さてと、本日のお昼は「マナーハウスでのアフタヌーンティー」。manorって荘園ですからね。古き良き貴族の田舎の館って感じでしょうか。
雰囲気のある建物を活かしてレストランやホテルとして使用しています。こちら、スタントン マナーホテル。
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お庭で結婚式したり、建物を使ってイギリス人の好きなミステリーツアーやったりもしてるみたいです。

入り口はこんな感じ。
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風之介兄ちゃんが言う「花団子」(?)ハンギングの花もこんなにきれいなんですけどね。
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実は今回のツアーを決める大きな要因のひとつが この「マナーハウスでのアフタヌーンティー」でした。女性だったら誰でも憧れるでしょ?本場のアフタヌーンティーなんですものね。
実はここに向かうバスの中で(例の)添乗員がしきりに説明をしました。
「アフタヌーンティーは軽い食事です。普通はサンドイッチとスコーン、それにケーキが出ます。男性の方、足りないようでしたらどんどんお代わりをしてください」お代わり??なんかいや~な予感はしたんですけどね。

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これ、ちょうど1年前くらいにペニンシュラホテルでいただいたアフタヌーンティーです。普通こういうのを想像しますよね。ちなみにこれ、1人前ですからね。
マナーハウスの部屋に入ると大きなテーブルが3つ並んでいました。そこにそれぞれ12人ずつくらいぐるりと座らされました。でてきたのはこれです。
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なんかね、げんなりしてこれ1枚しか写真撮らなかったんですけど…アフタヌーンティーの象徴のような3段のお皿はこのテーブルにこれひとつだけでした。2人分が3段皿に載ってくることもありますけど、12人分って…
下段に載ってるのはスコーンもありますが、パンですよ、パン。長いパンをななめにスライスしてトーストしたやつ。中段と上段は同じケーキ。それもそのへんで売ってるようなケーキを薄く切って適当にのせてあるだけ。左のサンドイッチもなんというか無骨でね、載せてあるのが固いゴム(?)製の板(まな板??)なんだけど年季が入っててあちこち欠けてるの。
…上品な華奢な食器でシルバーのカトラリーでいただくもんだと思ってた。味は期待してなかったけどもちろん美味しくなかったし、しくしく。ダ○ソーで買ってきたような白いお皿、ナイフが1本ずつ。お茶のポットはでかくて重い、それをまわして紅茶をつぎました。ひとつだけある3段皿だけがなんとかロイヤルコペン。
女性陣はみんななんか違うと思いつつ仕方なく食べてました。
「私、この日のためにわざわざスカートはいてきたのに」と言ってた人もいました。
キュウリやサーモンを挟んだひとくちで食べられるサンドイッチは?望むべくもありません。厚いパンのツナかなんかのサンドイッチ。卵は人数分なくて食べられなかった人が続出。
そして極めつけは…紅茶のお代わりを頼んであまりに色が薄いので茶葉を替えてないんじゃない?と言ってポットのフタをとったおばさまが叫びました。「ティーバッグだわ!!」
このへんで「うすうす」は「確信」に変わりましたよ。これ、サギもんです。
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とりあえずマントルピースは雰囲気あるのにね。
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もうひとつ。

食事が終わって次の村へ向かうバスの中で添乗員が「いかがでしたか?」ほとんど全員がむかついてたと思います。「まあ(安いツアーで食べられるのは)こんなもんですよ。本格的なアフタヌーンティーを楽しもうと思われたら、ロンドンのリッツホテルでも行かなくちゃなりませんね。予約がいります。それにドレスアップして60ポンドくらいのお値段はしますからね~(行けっこないだろ)」カッコ内は私の想像ですがほんとにそう聞こえる。というか思ってるんだと思う。
少なくとも良心的な添乗員だったら、最後のロンドンの半日自由時間に行きたい方がいたらお世話します、くらいは言ってもいいと思いますもの。(私たちは日本に帰ったらマンダリンオリエンタルでリベンジしようと言い合ってましたけど)

帰りの飛行機でアンケートを渡されることに決まってるのですが、しっかり文句を書いてやろうとほとんどの人が思ったのじゃないかな。私もしっっっっかり書きましたけどね。
いつも行ってたトラピクスをやめてツーリズムに浮気したことをと~っても後悔しました。だけどこんな商売してるとお客が離れるよ。口コミの怖さを知らないな。
さんざんなアフタヌーンティーでした(-_-;)
# by 6pleiad-subaru | 2009-10-20 00:11 | イギリスご飯

ぶらっく9 バイブリー♪

バイブリー(Bibury)です。かのウィリアム・モリスが「英国一美しい村」と称えた可愛らしい村。村の中央を流れるコルン川です。びっしりと生えた水草がゆらゆらと揺れています。日本の柿田川湧水群みたいですね。
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このあたりはアーリントン・ロウと呼ばれる通りです。14世紀の家並みがそのまま残っているのがすごい。
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昔ながらの石造りのコテージが並びます。もともとは羊小屋でしたが17世紀ごろから毛織物職人の工房兼住居として使われ、今でも人が住んでいます。若い女性がドアを出てきてびっくり。
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イギリスは古い家を大事に手を入れて住むのがステータス、新築の家より古い家のほうが人気があります。

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庭園の花。これ、トリカブトですよね?きれいな紫の花。猛毒とは思えませんが(^_^;)

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ナショナルトラスト運動をご存知ですか?自然環境や貴重な歴史的建造物が失われていくのを防ぐため、一般の人々からの寄付金を募ってプロパティ(保存地)を買い取り、後世に残していこうというものです。あの湖水地方もビアトリクス・ポターが絵本の印税でせっせと土地を買って寄付し、プロパティにしています。わずか3人が始めたというこの運動、それはこの写真の小屋を買い取ることから始まりました。右側の窓のある壁面の小さなプレートにそのことが記されています。


これは村のランドマーク的存在のスワン・ホテル。
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ホテルの前にトラウト・ファーム(マスの養魚場)があります。
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泳いでるの見えるかな。
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スワンホテルっていうくらいですからスワンもいます。
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白鳥、黒鳥、オオバンの揃い踏み♪
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オオバン、めずらしいのでもう1枚(^_^)v
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このあとはいよいよお昼です。「マナーハウスでのイングリッシュ・アフタヌーンティー」だぜ、ちくしょう!(あら、おはしたない…)
# by 6pleiad-subaru | 2009-10-09 20:59 | イギリスの鳥♪