マナーハウスのお庭に咲いていたバラです。
さてと、本日のお昼は
「マナーハウスでのアフタヌーンティー」。manorって荘園ですからね。古き良き貴族の田舎の館って感じでしょうか。
雰囲気のある建物を活かしてレストランやホテルとして使用しています。こちら、スタントン マナーホテル。
お庭で結婚式したり、建物を使ってイギリス人の好きなミステリーツアーやったりもしてるみたいです。
入り口はこんな感じ。
風之介兄ちゃんが言う「花団子」(?)ハンギングの花もこんなにきれいなんですけどね。
実は今回のツアーを決める大きな要因のひとつが この「マナーハウスでのアフタヌーンティー」でした。女性だったら誰でも憧れるでしょ?本場のアフタヌーンティーなんですものね。
実はここに向かうバスの中で(例の)添乗員がしきりに説明をしました。
「アフタヌーンティーは軽い食事です。普通はサンドイッチとスコーン、それにケーキが出ます。男性の方、足りないようでしたらどんどんお代わりをしてください」お代わり??なんかいや~な予感はしたんですけどね。
これ、ちょうど1年前くらいにペニンシュラホテルでいただいたアフタヌーンティーです。普通こういうのを想像しますよね。ちなみにこれ、1人前ですからね。
マナーハウスの部屋に入ると大きなテーブルが3つ並んでいました。そこにそれぞれ12人ずつくらいぐるりと座らされました。でてきたのはこれです。
なんかね、げんなりしてこれ1枚しか写真撮らなかったんですけど…アフタヌーンティーの象徴のような3段のお皿はこのテーブルにこれひとつだけでした。2人分が3段皿に載ってくることもありますけど、12人分って…
下段に載ってるのはスコーンもありますが、パンですよ、パン。長いパンをななめにスライスしてトーストしたやつ。中段と上段は同じケーキ。それもそのへんで売ってるようなケーキを薄く切って適当にのせてあるだけ。左のサンドイッチもなんというか無骨でね、載せてあるのが固いゴム(?)製の板(まな板??)なんだけど年季が入っててあちこち欠けてるの。
…上品な華奢な食器でシルバーのカトラリーでいただくもんだと思ってた。味は期待してなかったけどもちろん美味しくなかったし、しくしく。ダ○ソーで買ってきたような白いお皿、ナイフが1本ずつ。お茶のポットはでかくて重い、それをまわして紅茶をつぎました。ひとつだけある3段皿だけがなんとかロイヤルコペン。
女性陣はみんななんか違うと思いつつ仕方なく食べてました。
「私、この日のためにわざわざスカートはいてきたのに」と言ってた人もいました。
キュウリやサーモンを挟んだひとくちで食べられるサンドイッチは?望むべくもありません。厚いパンのツナかなんかのサンドイッチ。卵は人数分なくて食べられなかった人が続出。
そして極めつけは…紅茶のお代わりを頼んであまりに色が薄いので茶葉を替えてないんじゃない?と言ってポットのフタをとったおばさまが叫びました。
「ティーバッグだわ!!」
このへんで「うすうす」は「確信」に変わりましたよ。これ、サギもんです。
とりあえずマントルピースは雰囲気あるのにね。
もうひとつ。
食事が終わって次の村へ向かうバスの中で添乗員が「いかがでしたか?」ほとんど全員がむかついてたと思います。「まあ(安いツアーで食べられるのは)こんなもんですよ。本格的なアフタヌーンティーを楽しもうと思われたら、ロンドンのリッツホテルでも行かなくちゃなりませんね。予約がいります。それにドレスアップして60ポンドくらいのお値段はしますからね~(行けっこないだろ)」カッコ内は私の想像ですがほんとにそう聞こえる。というか思ってるんだと思う。
少なくとも良心的な添乗員だったら、最後のロンドンの半日自由時間に行きたい方がいたらお世話します、くらいは言ってもいいと思いますもの。(私たちは日本に帰ったらマンダリンオリエンタルでリベンジしようと言い合ってましたけど)
帰りの飛行機でアンケートを渡されることに決まってるのですが、しっかり文句を書いてやろうとほとんどの人が思ったのじゃないかな。私もしっっっっかり書きましたけどね。
いつも行ってたトラピクスをやめてツーリズムに浮気したことをと~っても後悔しました。だけどこんな商売してるとお客が離れるよ。口コミの怖さを知らないな。
さんざんなアフタヌーンティーでした(-_-;)